通夜ぶるまい
 
  通夜の最後に、訪れた方達をねぎらって出されるのが「通夜ぶるまい」です。お茶とお菓子ですます場合もありますが、通常は、煮しめや酢の物・寿司などと一緒にお酒をふるまいます。本来は、肉や魚は慎むものですが、最近では精進料理にこだわることは、少なくなっています。お酒のある席ですが、宴会ではありません。個人を偲び弔問客への感謝の気持ちを表すのが本来の形です。通夜ぶるまいの終了は、頃合いを見計らって、世話役か喪主の挨拶によって締めくくります。


【神式の前夜祭】

神式では、仏式の通夜にあたる儀式を「通夜祭」と言い、会場に入る前には、手水(ちょうず)の儀を行います。これは水の入った桶とひしゃくを使い手や口を清めるものですが、省略される場合もあります。式の進行は、下記の順序で行われます。

● 神職による降神・修秡(しゅばつ)

● 献餞(けんせん)・祝詞(のりと)

● 誅詩(しのびうた)秦上

仏式の通夜ぶるまいにあたる、直会(なおらい)の儀を行います。

● 玉串奉奠(たもぐしほうてん)
仏式での焼香にあたる儀式で、故人の霊を慰めるために榊を奉奠します。

● 遷霊祭(せんれいさい)
遷霊祭は、通夜祭の中で行われる儀式です。故人の魂を遺体から霊璽(れいじ)に移すためのもので、遷霊(みたまうつし)は、室内の明かりをすべて消した暗闇の中で行われます。
※霊璽とは、仏式での位牌にあたるものです。

【キリスト教式の通夜のつどい・前夜祭】
カトリックでの通夜にあたる儀式は、「通夜のつどい」、プロテスタントでは「前夜祭」と呼ばれています。どちらも式の進行は同様で、下記の順序で行われます。
賛美歌・聖歌の合唱→聖書の朗読→神父・牧師の説教→仏式の焼香に代わる献花→終了後には、軽食や茶菓を用意します。